お知らせ

6.歯周病と8020



「8020」あるいは「8020運動」という言葉をご存じでしょうか?

これは80歳のときに20本の歯を残そうという目標で1989年ごろに愛知県ではじまりました。
自分の歯が20本以上ある高齢者はそうでない人に比べて健康で自立しており寝たきり率も低いことが報告されています。

2005年の歯科疾患実態調査では80歳での残っている歯の平均は約10本でした。
1999年調査の葯8本から2本増え改善してしてきていますが目標の20本の半分しかないのが現実です。80歳までの中間目標として6024や6424などもあります。つまり60歳あるいは64歳で24本の歯を残す目標です。

8020の達成には歯周病対策が必須です。なぜなら歯を失う原因のトップが歯周病だからです。
以前にもご説明しましたが歯周病は初期段階では自覚症状があまりないので気づきにくい病気です。
そのため自分で自覚して歯周病ではなかろうかと思ったときにはかなり症状が進行していることがよくあります。いかに早く歯周病対策をスタートできるかが8020の達成を左右します。

8020を目指したい方はひとまず一度ご自分の口の状態は今どうなっているのか診察してもらってはいかがでしょうか?自分の歯が今何本あるかもわからないようではどうしようもありません。もし歯周病などで気になることがございましたらお気軽に当院までご相談ください。