お知らせ

12.歯周病と8020(その3)



前回ご自分の歯の数は平均的な状態でしたか?
平均よりもよい場合は一安心です。今回はもう少し表を詳しく解説していきます。
前回の表を見ながらお読みください。

グラフにすればわかりやすいのですが表を見ると40歳をすぎると残存歯が加速度的に減っています。
40歳までは5年間で1本未満しか減っていません。

それに対し40~44歳から45~49歳への5年間では1.1本の減少。
45~49歳から50~54歳への5年間では1.6本の減少。50~54歳から次の55~59歳への5年間では1.2本の減少です。

それ以降も2.5本、3.0本、3.1本、4,5本、1.8本、2.9本と順次減っていきます。

そのうちで70~74歳から75~79歳への5年間で4.5本の減少が最大の減少率で
これは1年で葯1本づつ歯を失っていることになります。

以上のことから8020を達成するためには40歳前後までに予防の大切さに気づいて
定期的な検診、メインテナンスをスタートすることが必要です。50歳では少し遅いと考えられます。
40歳までに自分の歯の大切さ、価値に気づき歯周病対策をはじめれば8020を達成することは決して無理な目標ではありません。

そのためにはぜひかかりつけの歯科医院を作って定期的なクリーニングをうけてください。
上手に歯医者を活用できるかどうかであなたの歯の運命が決まります。