お知らせ

13.歯周病と男女差



11回でお見せした年代別の歯の残存歯の本数の表をみると
45~49歳と50~54歳の区分以外は男性よりも女性のほうが残存歯数が少ない結果がでています。

明らかに男女差があると言えます。
その原因として女性ホルモンが歯周病に影響していると考えられています。
じつはある種の歯周病菌は女性ホルモンを特に好んで繁殖することがわかっています。

女性ホルモンは歯肉と歯のあいだのポケットから少しずつ染み出ています。
月経の前が一番ホルモンの影響を受けやすいので歯肉がむずむずしたり、腫れたりした経験のあるかたもおられるのではないでしょうか。
これは月経に伴う女性ホルモンの増加のために歯周病菌が」ふえやすくなり毛細血管への影響もあって歯肉の炎症反応がおきやすくなるからです。

また妊娠中に歯周病になった場合、早産して低体重児が生まれるリスクがたかくなるデータもあります。さらに妊娠中は妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどで歯肉が普段よりもはれやすくなります。そしてカルシウムが不足しないようにしっかりとバランスよく食事することも大切です。

妊娠中~出産後に歯周病になることも多いのでその時期の口腔内管理はとても重要です。妊娠されたらできれば歯科医院で定期的にクリーニングや検診を受けられることをお勧めします。

もうひとつは更年期の歯周病についてです。更年期を迎えると女性ホルモンの減少により骨密度が低下して骨粗しょう症になりやすくなります。骨粗しょう症は歯槽骨にも影響するので歯周病が悪化しやすいのです。以上のように女性は男性よりも歯周病になりやすいため定期的な検診、クリーニングが男性よりも必要になります。