お知らせ

14.歯周病治療の流れ



歯周病の治療を図に示すと下図のようになります。

  • ① 応急処置 腫れや痛みをまず取り除きます。
  • ② 診査(検査) 問診、視診、口腔内の診査、X線写真撮影、細菌検査など 
  • ③ 診断 検査結果を総合的に判断し診断を行います。
  • ④ 説明 歯周病の症状説明、散ろう方針の説明、プラークコントロール、危険因子の説明など
  • ⑤ 基礎的治療 プラークコントロール(パーソナル、プロフェッショナル)、危険因子の除去と改善
  • ⑥ 再評価 再検査して問題点を再度調べます。 
  • ⑦ 修復補綴処置 ⑦´歯周外科療法 必要に応じて虫歯の処置や外科的な歯周病治療を行います
  • ⑧ メインテナンス 定期的な検診が始ります。

この中でもっとも重要で歯周病治療の基本となるのは
プラークコントロールと危険因子の除去、改善です。
それぞれの患者さんにあったプラークコントロールを実践することが大切です。

慢性疾患で生活習慣病の1つである歯周病は歯科医師や歯科衛生士の力だけでは治りません。患者さん自身が歯周病についてしっかり理解しプラークコントロール(ブラッシング、フロス、歯間ブラシなど)を実践し、危険因子である生活習慣(タバコ、糖尿病、ストレスなど)を改善することで歯周病をコントロールできるのです。歯科医院で治してもらうというよりも歯科医師、歯科衛生士といっしょに治すというスタンスが必要です。患者さんと歯科医師、歯科衛生士の2人3脚が歯周病治療には必須です。かかりつけの歯科医院をつくり早めに歯周病対策を進めてください。