厚生労働省研究班の調査によると
認知症の人には歯の悪い人が多く、ほとんど歯のない人の場合
認知症の割合は２０本以上歯がある人に比べて１．９倍に達していた。
この調査は２００３年に愛知県の６５歳以上の健常者を対象に行い
その後４年間で認知症の認定を受けたか否かを追跡調査したもの。
研究班によると
歯を失う原因となる歯周病などの炎症が直接能に影響するだけでなく
歯を失ったことによる咀嚼機能の低下が認知機能の低下をもたらす可能性が
高いのではと推測している。
いずれにせよ歯の本数が全身の健康度に密接に影響していることは
間違いない。数々の研究で明らかになっている。
より多くの歯を残すことが生涯をより健康に生きる基本となる。
そのためには定期的な検診、クリーニングが欠かせないのだが、その大切がまだまだ
理解されていないようで本当に残念である。
