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6歳臼歯について その2



6才臼歯を矯正の分野から説明しますと、6歳臼歯は咬み合わせの基準となるとても大切な歯です。

上下の6才臼歯の咬みあわせ関係を基準にして前後的な咬合関係を分類します。

つまり6才臼歯の上下の位置関係で

one正常咬合 CLASSⅠ

two出っ歯 CLASSⅡ

three受け口 CLASSⅢ

とわかれるのです。

このように矯正学的にもとても重要な6才臼歯ですが、じつは大人になってからほかの歯にくらべて
失いやすいことをご存知でしょうか?

平成11年の歯科疾患実態調査で6才臼歯の寿命はその後ろ隣りの第2大臼歯の次に短命で
男性55年、女性51年というデータが発表されています。

6才で生えたとして男性61才、女性57才で6才臼歯を失うのが
平均的なのです。

もし歯が抜けたまま放置すると隣の歯が傾いたり、移動したり
また咬み合わせ相手の歯が延びてきたりして咬みあわせが悪くなり
さまざまな障害、異常が生じてきます。

もちろん咬みにくくなるので消化吸収にもよくありません。
抜けた歯を補う方法はブリッジ、部分入れ歯、インプラントなどがあります。

もし6才臼歯などを失ってそのままにされている方がおられましたらお早めに歯医者に行かれるようになさってください。