国立循環器病センターのチームが発表したデータによると
特定の遺伝子を持つタイプの虫歯菌が脳出血の発症に関係している可能性が
あることが示唆されました。
脳出血と脳梗塞の患者さんで虫歯菌の有無に有意な差が認められました。
虫歯菌が脳の血管にくっつき炎症を起こし、その結果、血管の壁が
もろくなり破れやすくなって出血が止まりにくくなると考えられるようです。
歯磨きなどの口腔ケア、虫歯治療、定期的なメンテナンスで虫歯菌を減らすことが
脳出血の予防につながる可能性があると示唆されています。
従来、歯周病菌の全身への関与は指摘されていましたが
今回、虫歯菌も口腔外への影響があるとわかったようです。
全身の健康維持のためにも定期歯科検診、定期的な口腔メンテナンスをお勧めします。